ぽっこりおなかは、脂肪だけじゃなく筋力低下のせいだった!

               

公開日 2016年6月1日 最終更新日 2022年5月25日

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30歳をすぎると、これまでと同じ毎日なのに急にお腹周りのお肉が下がってきます。あわてて体をねじったりしてみても、食べる量を減らしても、どういうわけか「ぽっこりおなか」には効果がでない。ではいったい何をしたら、この「ぽっこり」がなくなってくれるのでしょうか。

ぽっこりおなかの原因は?

筋力の低下

人間の内臓はおなかの前側に集まっていて、その周りの筋肉によって支えられています。しかし、年齢とともにこの筋肉が弱ると次第に内臓の重さを支えられなくなり、おなかがぽっこり出てしまうのです。

弱った筋肉に脂肪がたまって悪循環に

筋肉が弱ると代謝が落ち、脂肪がたまりやすくなります。その上、筋肉の動きが少なくなるため血流も悪くなり、リンパ管の働きも鈍くなるので老廃物がたまってしまいます。そうするとさらに代謝が悪くなり、どんどんぽっこりおなかが目立ってくるんです。

ぽっこりおなかを解消するための3つのステップ

ぽっこりおなかを解消するために、3つの段階に分けて徐々に意識を高めていきましょう。

STEP1:腹筋をきたえる

まずはお腹周りの筋肉を鍛えることから始めましょう。腹筋と言っても、いきなりハードなトレーニングは必要ありません。

立っていても座ったままでもいいので姿勢を正したら、鼻から大きく息を吸い込みます。肋骨いっぱい、胸部の前にも後ろにも空気を入れるようなイメージです。

次に、お腹から引き上げるようにして口から細く息を吐いていきましょう。ウエストを細くするように息を吐き、みぞおちのあたりまでキュッとベルトを細く絞めるようなイメージを持っ頑張りましょう。これだけで腹筋全体が引き締まってくるのがわかるはずです。

仕事や家事の合間を見つけて、こまめに腹筋を意識した呼吸をしてみましょう。就寝前の寝転んだ状態でもOKです。

STEP2:太ももの前の力を抜き、裏ももとお尻の筋肉を意識する

まずはまっすぐ立って、STEP1の深呼吸をしてお腹を引き上げてみましょう。そしてそっと前ももを触ってみてください。前ももはカチカチに力が入っているのに、裏ももは筋力不足なんてことはありませんか?

実はこれもぽっこりおなかを引き起こす原因のひとつ。前ももは腹筋と一緒に引き上がっているイメージを持ち、裏ももとお尻の筋肉に力が入るよう意識してみましょう。

この意識だけで、さらにお腹周りの筋肉が刺激されるのがわかるはずです。

dbde05cd4f99b137f657e59da6e9d9b5_sまた写真のように、まず仰向きに寝て両膝を立て、足裏をしっかり踏みこんでからゆっくりお尻を持ち上げると、効率よく裏ももとお尻を鍛えることができます。

STEP3:内臓を正しい位置に戻す

お腹周りの筋力がアップするにつれ、下がっていた内臓が少しずつ正しい位置に戻っていき、ぽっこりおなかが解消されていきます。「内臓を正しい位置に戻す」と意識するだけでも違います。なるべく気を抜かずに、常にお腹周りを意識してみましょう。

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いかがでしょうか。ぽっこりおなかの原因を知るだけでも、お腹の筋肉を意識できるはず。もうすぐやってくる夏に向けて、まずは深呼吸から始めてみませんか。