公開日 2016年10月6日 最終更新日 2016年10月6日
秋は夏の不快なベタつきから解放され、快適に過ごせる季節。しかし気温の変化が激しいこの時期は、肌がデリケートになりやすいシーズンでもあります。少しでも肌の不調を感じたら、まずは毎日の洗顔から見直して来たる”乾燥の冬”に備えましょう。
カサカサ”秋肌”の原因は…
暑い時期を過ぎてひと息つきたいところですが、夏を乗り越えた肌はお疲れ気味。さらに季節の変わり目による気温差や乾燥で潤い不足に。「気づいたら肌がカサカサ、ボロボロ…」というのが”秋肌“の特徴です。
肌に蓄積される夏のダメージ
強い紫外線、エアコンによる乾燥、過剰な皮脂など夏に受けたダメージは、肌に蓄積されてバリア機能を低下させます。さらに冷たい飲み物・食べ物を過剰にとったことで、体は冷えて新陳代謝が低下気味に。肌がごわつく、くすむ、化粧のりが悪いなども、こういったダメージの影響かも…。
秋の乾燥、放っておくと”シワ”に
ジメジメの夏から一転、秋は空気が乾燥。肌も同じく乾燥し、カサつきやかゆみ、湿疹などのトラブルが起きることも。季節の”一時的なもの”と放っておくとシワの原因になってしまいます。
“夏仕様”のスキンケアはNG
湿度が高くてベタつきが気になっていた夏は、皮脂をしっかり洗い上げる洗顔料や、軽い付け心地の化粧水、乳液などを選びがちです。しかし秋肌には、それらのスキンケアでは潤いを保てないことも。季節が変わるのに合わせて、基礎化粧品も見直しが必要です。
秋肌洗顔のポイント
肌のカサつきやゴワつき、洗顔後のつっぱり、ニキビや毛穴の開きが気になり始めたら、もう秋の乾燥が始まっているサイン。早めに対策をたてましょう。
古い角質・皮脂をキレイに
夏のダメージを受け、バリア機能や保湿機能が低下したが角質が残っていると、乾燥やくすみの原因に。洗顔は古い角質を取り除くように意識を。ただしゴシゴシとこすってしまうとデリケートな肌を傷つけてしまうので、泡立てネットなどを使ってきめ細かい泡を作り、泡を顔にのせるようにしてやさしく洗っていきます。また定期的にピーリングをして不要な角質を落とすのも◎。その際にもなるべく肌に負担のかからない、ジェルやクリームタイプを選ぶようにしましょう。
顔をすすぐ温度に注意
寒くなったからといって高い温度のお湯で顔を洗うと、必要な皮脂までも洗い落とされてしまい、肌の潤いが失われてしまいます。適温は、体温よりも少し低い30度~33度くらい。「少しぬるいかな」くらいが、顔には最適です。
贅沢すぎるくらいの保湿を
夏の間は、美白効果のあるものや使い心地がさっぱりした基礎化粧品を使いがちですが、秋になったら保湿重視!セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲンなど保湿成分の入ったアイテムを選びましょう。化粧水はたっぷりと使って水分を補い、乳液やクリームなどでしっかりと蓋を。時にはパックやスチームなども使って、贅沢すぎるくらいの保湿を行うことで、冬の厳しい乾燥にも負けない肌に近づけます。
加えて、秋でも気を抜かずにUVケアを行い、マスクやマフラーで冷たい風が直接肌に当たらないようにするなどの乾燥対策も忘れずに。また体を冷やさないことも肌にとっては大切。冬に向けてキレイな肌を保つために、今のうちから丁寧なケアを心掛けましょう。