公開日 2022年11月24日 最終更新日 2022年11月24日
「レチノール」はどんな成分?
シワが気になる人の間で度々話題となる成分、「レチノール」。
油溶性のビタミンAの一種で、しわ・たるみ・シミ・そばかす・ニキビ予防・ニキビ跡・毛穴の黒ずみ、目元の乾燥など、肌トラブルの改善効果を期待してスキンケアアイテムに配合されています。
皮膚の分泌量を正常にして肌のターンオーバーを促進してくれるため、過剰な皮脂分泌によって開いた毛穴やたるんで広がった毛穴などを改善へ導くとされており、毛穴に皮脂が詰まりアクネ菌が増えて炎症を起こしたのがニキビですので、ニキビの予防にも有効です。
また、真皮の働きを活性化してコラーゲンの生成を促すので、しわやたるみの改善も期待されるというわけ。
副作用がある?
レチノールは、配合される濃度が高いと副作用があることも知られています。
よくあるスキンケアアイテムに使用されるレチノール濃度は0.25%~2%ほどだそうですが、濃度が高くなると「レチノイド反応」と呼ばれる副作用が出ることがあります。
主なレチノイド反応は、肌の赤みや乾燥、皮むけなどです。
これらは、新陳代謝が急に促進されることによって起こる反応です。ほとんどの場合は数日のうちに自然におさまりますが、症状がひどい時や長引く場合は、かかりつけの医師に相談したほうがいいでしょう。
高濃度レチノール配合 ゼオスキン 「Wテクスチャーリペア」
ゼオスキンの「Wテクスチャーリペア」は、そんなレチノールを含む美容液クリーム。0.5%の高濃度レチノールが配合されていて、ゼオスキンのラインナップの中でも濃度が高いアイテムの一つです。
レチノールは肌のターンオーバーを促進して、肌のバランスを整えるサポートをしてくれます。また、コラーゲン生成を促進し、小ジワやシワにアプローチ、色素沈着を減らし、肌の質感をスムーズにし、クリアな肌へと導くとのこと。
副作用もありますが、ニキビができやすい肌や、年齢肌のサインが気になる人などはメリットのあるアイテムだと言えるのではないでしょうか。
使い方
週2~3回、夜に化粧水を塗布した後、1~2プッシュを塗布します。他の美容クリームと併用する場合は一番最後に塗布して下さい。
レチノール化粧品には油分が多く含まれているので、最初に使うと、そのあとの化粧水などの水分が浸透しにくくなるんだそうです。
- レチノールを塗った肌はターンオーバーが促進され乾燥しやすい状態にあるので、しっかりと保湿を行いましょう。
- レチノイドによる反応が出ている時は、紫外線からの影響も受けやすい状態なので、日中の紫外線対策もしっかりしましょう。
ゼオスキン ZO SKIN HEALTH Wテクスチャーリペア
https://www.ibeautystore.com/products/1054790
ゼオスキン Wテクスチャーリペア【使ってみました】
LULU編集部員の私(40代・女性・混合肌)の肌悩みは、毛穴の開きとシワ。特に40代半ばにさしかかってから目元のシワが気になるようになりました。レチノールアイテムに興味はあったものの、皮むけするという副作用が怖くて使うのをためらっていました。
ですが今回は、意を決してゼオスキン Wテクスチャーリペアを使ってみました。
パッケージや中の取り扱い説明書に日本語表記はありません。
プッシュして出すタイプのクリームです。
黄みがかったクリームです。上の写真でワンプッシュ分です。
初めてのレチノール体験記
さて、初めてレチノール化粧品を使ってみた様子をレポートしていきます。基本的に1日おきに夜塗布して、様子を見ていきます。全顔に使用するのは怖かったので、まずは頬とほうれい線に使ってみました。
1日目:夜の洗顔後、化粧水、美容オイル、クリームのあとに塗布。ワンプッシュ分を頬とほうれい線につけました。
2日目:翌朝の変化なし。しかし、念のため保湿と紫外線対策はしっかり行います。
3日目:1日空けて、初回と同じ要領で夜に塗布しました。
4日目:翌朝の変化なし。心なしか顔がくすんで見えます。メイクしても顔色がいまひとつ…という気がしてなりません。これまた保湿と紫外線対策はしっかり行います。
5日目:相変わらず肌がくすんで見えて、日中はテンション下がり気味。夜、ワンプッシュ分を頬とほうれい線につけました。
6日目:朝の洗顔時に、頬の辺りにピリピリした痛みとほんのり赤みが出ました。(しかし、この時はこれがレチノールによるものと気づかず「肌の調子がなんかおかしいなぁ」と思っていました…)化粧水をつけてもクリームをつけてもピリピリ。ちょっとストレスに感じました。
6日目の夜:今朝肌がピリピリしていたことなどすっかり忘れ(幸い日中はさほど感じませんでした)、夜の洗顔後に化粧水をつけたらピリピリ…美容オイルもクリームも、何をつけてもピリピリ。それなのに間違えてレチノールも塗布(2日連続の塗布となってしまいました)。もちろん肌はピリピリ…結構ツライ…。
7日目:朝、なんだか化粧ノリが悪いと感じましたが、後から考えると皮むけが始まっていたのかも。
8日目:朝、洗顔後の肌を見ると薄く細かく皮むけしていることを確認。保湿すると少しは目立たなくなるものの、相変わらずピリピリするし、化粧ノリは悪いし、メイクの仕上がりが汚くなりました。できればファンデーションは塗りたくないような状態。レチノールの塗布はお休みすることに。
8日目夜:メイククレンジングをしていると、明らかに皮も一緒にポロポロ落ちているのを感じました。でも、洗い上がった肌はまだまだ皮むけ中。化粧水やオイル、クリームをつけた時のピリピリもまだ残っています。
9日目:朝の洗顔後チェック、まだまだ皮むけあり。しかし、ピリピリはおさまった気がしました。化粧のりはあいかわらずいまひとつ。
9日目夜:メイククレンジング後、肌を見てみるとレチノールを塗っていた頬の部分がピカピカしてる⁉︎ ビニールを貼ったみたいにピンとしています。一皮むけてツルツルになった感じ。これがレチノール効果なのか⁉︎ ただ、めちゃくちゃ乾燥している気がしたので、いつも以上に保湿保湿保湿。クリームもたっぷり塗って寝ました。
10日目:朝の洗顔後チェック。皮むけがなくなり、特に頬の部分がビニール肌(笑)に。ピンと張ってる感じです。残念ながらほうれい線にはこれほどの変化は見られずでした。続けて使うと頬のようにピンと張ってとシワの改善につながるのかもしれません。でもまだそこまでの効果は感じられず。
11日目:ピリピリや皮むけの辛さをすっかり忘れ、ビニール肌にも見慣れてきました。化粧ノリもよくなった気がします。洗顔後はとにかく保湿保湿保湿。そして紫外線ケアもしっかりと。
12日目:クリームの使用をお休みしているので、肌の感じは前日とあまり変わらず。
13日目:ビニール肌にも慣れて、「調子いい感じの肌」になりました。
※使用感には個人差がありますので、お使いの際は慎重に行ってください。
”ピリピリ”と”皮むけ”に耐えられるかが分かれ道
頬のあたりが調子よくなると、今度は逆にレチノールを塗らなかったところの毛穴が気になり始めました。
しかしあのピリピリと皮むけ期間を考えると、今すぐ塗布しようという気分になれず。またメイクのりが悪くなるので、大切な予定にかかりそうなタイミングでは使うことができず。
そう思うと個人的には、皮むけしてもいい時期にピリピリに耐えて一気に全顔塗ってしまったほうがよかったかなと考えています。
効果を感じるまでには数ヶ月かかるそうなので、引き続きシワが気になる部分や毛穴の黒ずみなどにもアタックしていこうと思います。
しかしあのピリピリがなぁ…とビクついてしまいます。ちょっとした修行です(笑)。
※レチノールの効果を実感するまでの期間は個人差があります。一般的にスキンケアの効果を実感するには数週間〜数ヶ月の期間が必要とされています。
※また、レチノールは治療薬ではありません。化粧品に配合されている成分ですので、効果を実感するためには数ヶ月の継続使用が必要です。
▼動画でも紹介しています。
ゼオスキン ZO SKIN HEALTH Wテクスチャーリペア
https://www.ibeautystore.com/products/1054790
ゼオスキンとは
スキンケアの分野で世界的に活躍するゼイン・オバジによって開発された、スキンケアライン『ZO Skin Health(ゼオ スキンヘルス)』。医療機関専売のドクターズコスメです。
ゼイン・オバジは、独自の研究から「ZO SKIN HEALTH Circle」というスキンケアの新たな枠組みを誕生させました。
肌へ効果のある成分を角質層まで浸透させ、見た目だけでなく肌本体の機能を細胞レベルで取り戻し、健康でトラブルやダメージのない、まるで生まれたてのようなみずみずしい肌へと回復させていきます。
「スキンヘルス」という言葉が示すように、肌の健康を取り戻すためのステップがプログラムされているのが特徴です。
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フリーのライター、ネイルアーティスト。40代 / 混合肌 / ブルベ夏 / 毛量多め・髪太め・くせ毛・ブリーチ&カラーのダメージ毛。ネイリスト技能検定1級 / JNAジェルネイル技能検定上級 / ネイリストのための色彩学 / 色彩検定UC級 / JNAフットケア理論検定 / ネイルサロン衛生管理士 /