公開日 2016年7月8日 最終更新日 2022年5月25日
馬の油脂を原料とした”馬油”。「聞いたことがあっても、使い方や使い心地はわからない」という人も多いのではないでしょうか?しかし実は最近、美肌や美髪といったその高い美容効果が注目されているのです。
そもそも馬油って?
馬油は”たてがみ”などの皮下脂肪を使ってつくられた動物系ケアオイルで、奈良時代に中国から伝わり、古くはやけどの特効薬として親しまれていたとか。人間の皮脂にとても近い性質と浸透力が特徴で、肌に塗るとすぐにスーッと染み込んでいくのがわかります。
馬油はどう使うのが効果的?
肌なじみのいい馬油は、保湿効果が抜群。気になるシワに塗るのはもちろん、洗顔に使ったり、化粧水の浸透をよくするブースターとしての役割も果たしてくれます。さらに、ヘアケア&マツイク効果にも期待!
肌がぷるぷるになる”保湿洗顔”
洗顔時には乾燥が気になるものですが、馬油を使った”保湿洗顔“なら洗い上がりはぷるぷる。馬油には殺菌・抗酸化作用があるといわれているので、洗顔料としても優秀なのです。
保湿洗顔の手順
- 馬油を手に取って少し温め、顔全体に塗る
- 指の腹で軽くマッサージをしたら、5分ほど放置
- コットンなどで軽くふく
- お湯で洗い流すか、べたつきが気になるなら泡洗顔をする
化粧水のブースターとしても
洗顔後にまず馬油を塗ると、その上からつけた化粧水の浸透力がアップ!ほうれい線、目元の小じわ、唇の乾燥などの緩和にも効果的です。
頭皮・髪の毛にも使える
頭皮のマッサージや、ヘアケアにも使える馬油。頭皮マッサージに使えば乾燥が防げるほか、血行が促進されて抜け毛予防にも!
頭皮マッサージの手順
- 髪を丁寧にとかす
- 頭皮に馬油をなじませ、指の腹でマッサージする
- 蒸しタオルで頭を覆い、10分ほど放置
- 軽く洗い流したのち、普段通りに髪を洗う
また洗髪後、髪を乾かす前に馬油を塗れば、ドライヤーの熱によるダメージを抑え、さらに髪にツヤを与えてくれます。
まつ毛にも使える
綿棒に馬油をとり、まつ毛の根元に塗るとマツイク美容液としても大活躍♪ 肌と同様、日々のお手入れにプラスしてみましょう!
熊油や兎油も!動物系オイルは超優秀
馬油に加えて、熊油や兎油などの動物系ケアオイルもチェックしておきたいところ。馬油と比べると若干手に入りにくいですが、効果は馬油を超えるとも。体のあらゆるところに使え、抗アレルギー効果もあるといわれています。
おばあちゃんが使っていそうなイメージのあった馬油などの動物系ケアオイルですが、実は見逃せない美容効果がたくさん!オイルそのもののほか、シャンプーや塗りやすいクリータイプも登場しているので、まずは手軽に試してみましょう!