公開日 2016年6月17日 最終更新日 2016年7月19日
“骨盤底筋”とは、骨盤の底にある筋肉で体の中心を支えるインナーマッスルのひとつ。この筋肉を鍛えることで、歪んだ骨盤が整うだけでなく、ポッコリお腹や猫背などが解消でき、バストアップ・ヒップアップといったダイエット効果も期待できます!
聞きなれないけど… “骨盤底筋”って何?
骨盤底筋は、子宮などの下腹部の臓器を正しい位置にキープする役割のある、女性にとってとても大切な筋肉。骨盤底筋が衰えると骨盤に歪みが生じ、ボディラインがくずれるきっかけとなることも。特にデスクワークだったり、ハイヒールを履く機会が多かったりすると、骨盤底筋が衰えやすいといわれています。
骨盤底筋の衰えをチェック!
日々の生活のなかには、骨盤底筋の衰えをしめす症状があらわれていることも。早速チェックしてみましょう。
- 気を抜くと猫背になっている
- 呼吸が浅い
- 腰痛・肩こりがある
- 冷え性である
- O脚・X脚気味
- 便秘が気になる
- 生理のリズムが乱れやすい
思い当たる項目が3つ以上ある場合、骨盤底筋が衰えているのかも。
ポッコリお腹や猫背、便秘も解消!鍛えるとイイことずくめ
骨盤底筋はお腹や背中の筋肉とつながっているため、鍛えることで下腹部がすっきりしたり、背筋がのびて姿勢が改善されたりするうれしい効果が。さらにバストアップやヒップアップにも効果的なうえ、便秘や生理不順の解消にもつながるといわれているなど、イイことを挙げればきりがありません。
外でもおウチでも「骨盤底筋エクササイズ」
「筋トレしなきゃ」と身構えなくても、通勤中や仕事の合間でもOK。またおウチでは、寝ながら手軽にトレーニングができます。
電車のなかで立ちながらエクササイズ
- 頭を糸で上からひっぱられているイメージで背筋を伸ばして立つ
- お尻をきゅっと引き締めて上に持ち上げるようなイメージで5~10秒キープ
おウチで寝ながらエクササイズ
- 仰向けに寝て、両足の膝を立てて腰幅に開く
- 息を吐きながらゆっくりと腰・背中を持ち上げ、肩から膝までを一直線にする
- 腰が落ちないように意識しながら息を吸い込み、息を吐きながらゆっくりと背中を床に下していく
イスを使ってエクササイズ
- イスの後ろに立ち、手は背もたれに。両足を肩幅よりも少し広めに開き、爪先は外側へ向ける
- 息を吸いながら、お尻をきゅっと引き締めるイメージで膝が直角に曲がるまで腰を落とす
- 息を吐きながら膝を伸ばし、元の姿勢にもどる
女性にとって大切な骨盤底筋は、シンプルなエクササイズで鍛えることができます。さっそく今日から実践してみましょう。