夏のむくみは豆乳とバナナの組み合わせでやっつけよう!

               

公開日 2017年7月26日 最終更新日 2022年4月20日

毎日暑い日が続きます。ちょっと外を歩いただけで汗がダラダラ。体の外に水分が出ていくはずなのに、どういうわけか手足、顔がむくんでいる、そんな方はいませんか。

LULU編集部員の筆者もそう。夏の暑さに乗じてダイエットしようと思っていたのに、逆に体はぼんやりしたシルエットに…。

どうして夏に体がむくんでしまうのでしょうか。そして、どうしたらスッキリするのでしょうか。

夏の「むくみ」の原因は「冷え」と「塩分」

「むくみ」をとるために、まずは「むくみ」のシステムを理解しましょう。

「むくみ」は細胞組織に水がたまった状態

むくみは、細胞組織に水分がたまって、腫れてしまう状態のことを言います。

正常な状態だと、温かい血液が体の隅々まで行き渡り、水分の代謝を行ってくれます。

しかし、長い時間立ちっぱなしだったり、運動不足や睡眠不足、水分や塩分のとりすぎで水分と血液の圧力のバランスが崩れると、代謝がうまくいかず、細胞組織に水分がたまってしまうのです。

血液の循環が悪くなると「むくみ」が生じる

夏は外気の暑さとエアコンの効いた室内との温度差で、体はそのつど体温調節機能を一生懸命に働かせています。そのため自然と体力が奪われて、思っている以上に疲れた状態。

また、エアコンの効いた場所に長時間いたり冷たい飲み物をとることで、体は冷えています。体の冷えは、温かい血液が体をめぐる妨げとなります。

つまり、夏の冷えが血流の循環を妨げ、その結果水分がうまく代謝できずに「むくみ」となるのです。

足りないと思って補う塩分も、「むくみ」の原因に

「汗で水分と塩分が体から出てしまう」と思って、意識的に「塩あめ」や塩分多めのタブレットを口にしていませんか。普段より多く塩分を摂りすぎるのも、むくみの原因になります。

体は、常に塩分の濃度を一定に保とうとします。体内の塩分濃度がいつもより高くなると、これを薄めようとして水分をキープしようとするのです。外食が多めの人なら、塩分は十分に足りています。家で食事する時は、なるべく塩分を控えめにしてバランスよい食事を心がけましょう。

「むくみ」はセルライトの原因にも

「むくみ」は見た目にもよくありませんが、むくみを放っておくともっと大変なことになります。脂肪が固まり、やがてそれがセルライトとなってしまうのです。

セルライトとは、脂肪と老廃物でできた塊です。自分の太ももや二の腕をよく見てみてください。ちょっとつまむと表面がボコボコしていませんか。これがセルライトです。

このセルライト、普通の脂肪と違って取れにくいんです。セルライトができてしまったら、「痛い!」と声が出るほど揉みほぐして脂肪をやわらかくし、そこからさらに脂肪を燃焼させる…という二段階の面倒なダイエットが待っています。

水分を排出するために食べたいもの

「むくみ」は「セルライト予備軍」。ほっそりした手足を手にいれるには、「むくみ」の段階で対策をとっていきましょう。

筆者が通っているエステの先生に、「むくみには、バナナと無調整豆乳がいいですよ」と言われました。なんとなく「へぇ」と思って実践していたのですが、調べてみると、たしかに「むくみ」対策に必要な成分が含まれていることがわかりました。

バナナで「カリウム」を摂取

体内の余分な水分を排出させるためには、利尿作用のある栄養素「カリウム」を多く含んでいるものを食べるのがオススメ。夏野菜の「きゅうり」や「トマト」には、この「カリウム」が含まれています。

また、意外に思われるかもしれませんが「アボカド」や「バナナ」も「カリウム」が豊富な食材なんです。意識して摂るようにするといいでしょう。

「バナナ」はコンビニでも手軽に手に入りますので、間食にもいいですね。

無調整豆乳で「サポニン」を摂取

豆乳に含まれる大豆サポニンには、体内の余計な水分を排出させる働きがあります。

また、大豆の成分のひとつ「イソフラボン」は、女性ホルモンの一種であるエストロゲンに似た働きをすることで知られています。「抗酸化作用」もあり、美容や健康に効果的とされています。

いろんな味のついた豆乳もありますが、ダイエットも狙うならここは「無調整豆乳」をチョイス。豆乳と一緒に糖分をとってしまったは元も子もないですからね。

1日の終わりに、「むくみ」とりのポーズ

人間の下半身には、70%の血液が集まっていると言います。そのため、血液の循環が悪くなると下半身の「むくみ」が目立ってきます。

1日の「むくみ」は、その日にできるだけ解消してあげましょう。

床に寝転がり、壁に足を立てかけるようにして数分そのままキープします。

これだけでも、ずいぶん足がすっきりするのがわかります。また、ふくらはぎを拳でトントンと叩くだけでも違ってきますよ。

夏の「むくみ」解消法まとめ

いかがですか。夏の「むくみ」対策をご紹介してきました。

  • 「冷え」と「塩分」に気をつける
  • 「バナナ」など、「カリウム」が多く含まれる食材を摂る
  • 「無調整豆乳」で、体内の水分排出の手助けを
  • 1日の終わりに、壁に足を立てかける「むくみとりのポーズ」

実践できそうなところから試して、夏のスッキリボディを手に入れましょう。

時間に余裕がある時は、いい香りのマッサージクリームやオイルで足をマッサージしてあげると、気分も上がりますよ。