2021年8月14日 ボディ&ヘア

オラプレックス No.0 シャンプー前のプレトリートメントに

               


現代人の髪の毛は、カラー、ブリーチ、パーマ、白髪染めなど、ダメージを受ける機会が何かと多いもの。その他にも紫外線やドライヤーの熱など、髪が痛む原因は多岐にわたります。

髪へのダメージは「髪表面(キューティクル)」「髪内部(コルテックス)」の2種類があり、ダメージを抑えるためのヘアケアを日々続けることが大切です。

毛髪のツヤを保ってくれる「オラプレックス」とは

2018年2月に日本初上陸したオラプレックス。カラー、ブリーチ、パーマによる髪へのダメージを抑えてくれるヘアケア商品です。

どうして髪の毛が痛むのか

毛髪や爪の主な成分はケラチンで出来ています。ケラチンとは、18種類のアミノ酸が結合してできたタンパク質の一種で、弾力性があり、水分を含む繊維状の細長い形状をしています。

髪の毛のケラチンにはイオウ(元素記号S)が二つ繋がったアミノ酸「シスチン」が多く含まれています。このケラチン同士が結びつくことを「シスチン結合(ジスフィルド結合)」といい、シスチン結合が存在することによって、タンパク質の鎖と鎖の間に、「はしご」のような構造が形成されます。

タンパク質とタンパク質をつなぐことによって、タンパク質に硬さと柔軟さが与えられ、この結合によって弾力のある丈夫な毛髪が作られているわけです。

しかし、パーマやブリーチ、カラーなどよって、シスチン結合は切断されてしまいます。

結合が外れてしまったものをシステイン残基と言い、そのままにしておくと髪の毛のダメージの元となるシステイン酸(酸化によるたんぱく変性)になってしまいます。システイン酸が生成されてしまうと、毛髪のパサつきや枝毛、切れ毛などの原因になるのです。

オラプレックス独自のダメージケア成分「ジマレイン酸」

オラプレックスのアイテムには、毛髪補修成分の「ジマレイン酸ビスアミノプロピ ルジグリコール」が含まれているのが特徴。この成分が、切断されたシスチン結合(ジスフィルド結合)を再結合し、システイン酸を抑制してくれます。

このジマレイン酸を使う特許技術がオラプレックスに搭載されている「ボンドサイエンステクノロジー」。切れてしまったアミノ酸同士を「再結合」することによって、髪のダメージを補修する仕組みです。カラーやパーマによって傷んだ髪の質感を整えてくれます。

今回は、そんなオラプレックスのヘアケアシリーズの中から、シャンプー前のスペシャルケア「OLAPLEX No.0 インテンシブボンドビルディングヘアトリートメント」をご紹介します。

シャンプー前に使う「No.0 インテンシブボンドビルディングヘアトリートメント」

オラプレックス No.0 インテンシブボンドビルディングヘアトリートメントは、シャンプー前に使う、洗い流すトリートメントです。

オラプレックス独自のジマレイン酸が、髪の内側のたんぱく質にアプローチ。枝毛・切れ毛を改善し、髪のダメージを補修してくれます。

全ての髪質の方へ。

使用方法

週に1~2回使います。

  1. 洗髪前の乾いた髪のダメージが気になる場所を中心につけ、3~10分ほど置きます。できれば5分以上、10分置くとよいでしょう。使用量の目安はショート 15ml 、 ミディアム 25ml 、 ロング 35ml~です。
  2. 3〜10分置いたら軽くすすぎ、シャンプー、コンディショナーへとすすみます。

※スタイリング剤を使っていると成分が髪に行き届きづらい場合があるので、軽く洗い流してからタオルドライをして、塗布すると良いでしょう。

No.0 インテンシブボンドビルディングヘアトリートメント【ハイダメージヘアに使ってみた】

LULU編集部イチのハイダメージヘアの私が、No.0 インテンシブボンドビルディングヘアトリートメントを使ってみました。

155ml入りなので、そんなに大きいボトルではありません。髪の長さが肩の下まであり、毛量も多い私だと3〜4回で使い切ってしまいそう。

ボトルの口は2ミリほどの小さな穴になっていて、めちゃくちゃ細ーく液体が出る仕組みです。

トリートメント自体はサラサラの液体なので、ボトルから直接髪につけるの効率的だと思いました。

私は分量を測りたいので計量カップに出してしまいましたが、ボトルから出してしまったことを激しく後悔…。つける分量を知りたい方は、ボトルの横におおよその目盛りを書き込んで、どのくらい使ったか把握するのがいいと思います。

気になる香りはほとんどありません(私は感じられませんでした)。

使用感を確かめるため髪の毛半分だけ塗布、その結果は!?

使い心地を確かめるため、まずは髪の毛の左半分だけにつけてみました。

サラサラした液体がボトルから細く出てくるので、パサツキMAXの髪の毛には塗ってる実感が全然ありません😭 ”わずかに湿ってる?かな?”という感じ。

使用量の目安が「ロング 35ml(全頭)」ということだったので、自らの毛量を考えてちょっと多めの20ml弱を半頭に使用しました。

分量を全て塗布しても特に毛髪には変化なし。”こんな感じで本当に効果があるんだろうか”と、この時点では半信半疑でしたが、ひとまず10分そのまま置いてみました。

わずかに湿った感じだった髪の毛も、10分経つと何事もなかったような元通りのパサパサゴワゴワ。疑いながらも、とりあえず洗ってみることにしました。

シャンプーの時の手触りが違う!?

まずは髪の毛についているNo.0 インテンシブボンドビルディングヘアトリートメントを、お湯で軽くすすぎます。

この時点で、指通りが違うことに気づきました。なにもつけていない右側と、トリートメントをつけた左側の手触りが違う。左側のほうがスムーズに指が通ります!!

徐々に期待が高まる中、いつも通りにシャンプー、トリートメントを行います。うん、やっぱり左右の指通りが全然違う…!

タオルドライして、ドライヤーで乾かしてみました。

超絶クセの強い私の髪なので、写真や動画ではわかりづらくて恐縮ですが…トリートメントした側としていない側の違いがお分かりいただけますでしょうか。

何もしないとパサついてクセも強く出るのですが、トリートメントした側は髪の毛がしっかりしている感じを受けました。

使うごとに感動が味わえるので、まずは1本、使い切ってみてほしいです!

▼動画でもご紹介しています。

毛髪の外側に働きかけるトリートメントと併用アプローチ

今回ご紹介したのは、毛髪の内部に働きかけるトリートメントですが、オラプレックスのアウトバストリートメント「No.3 ヘアパーフェクター」は、髪の外側の補修を目的とするトリートメントです。

No.0 インテンシブボンドビルディングヘアトリートメントと合わせて使うと、髪の内側、外側の両方の補修を促してくれます。

No.0をつけた後、重ね付けでNo.3を塗布、5分以上おいてから軽くすすいでシャンプー、コンディショナーをします。こちらもぜひあわせてどうぞ。

オラプレックスのアイテムはサロン専売品ですが、アイビューティーストアーでは購入いただけます。

 

公開日 2021年8月14日 最終更新日 2022年4月20日

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