2016年3月18日 スキンケアライフスタイル

3月から始める早めの紫外線対策で美肌をキープ

               

公開日 2016年3月18日 最終更新日 2022年4月20日

紫外線1

紫外線の量が増え始める3月。日差しが弱いので油断しがちですが、実は春先の明るい肌は最も紫外線の影響を受けやすいんだとか。今の時期からしっかり紫外線を予防するのが、美肌を保つポイントです。

紫外線で気をつけるのはUVAとUVB

太陽の光には、目に見える光(可視光線)と見えない光があり、目に見えない光の中に赤外線、紫外線とがあります。紫外線の中でさらに、波長の長さによってUVA、UVB、UVCに分かれます。UVCはオゾンなどの大気層に吸収されるため、地表には届きません。美肌のために気をつけるのは、UVAとUVBということになります。私たちが気にしている「紫外線」のほとんどはUVAで、UVBの20倍以上降り注いでいます。

紫外線2

UVAは「シワ」や「たるみ」の原因に

UVAは肌に急激な変化を与える紫外線ではありません。しかし、じわじわと肌の奥まで侵入してダーメジを与えます。肌のハリや弾力が失われ、シワやたるみの原因になります。また、UVAは雲やガラスを通り抜けるので、曇りの日や明るい室内も油断できません。

UVBは「炎症」や「しみ」を引き起こす

一方UVBは「レジャー紫外線」などとも呼ばれ、長い時間日光浴をしていて肌が真っ赤になる「サンバーン」を引き起こします。UVBは、地表に届く量は少ないのですが、強いエネルギーを持っています。そのため、肌表面の細胞を傷つけたり炎症を起こす原因となり、これが皮膚ガンやシミにつながります。

正しい日焼け止めの選び方

日焼け止めコーナーには、たくさんの商品が並びます。購入する際に気をつけるのは「SPF」「PA」と書かれた値ですね。数や「+」が多いほうが高い効果を得られるような気がしてしまいますが、実はそうではありません。

SPFはUVBを防ぐ値

「SPF20」とか「SPF50」と書かれた値は、主にUVBの防止効果を表しています。30とか50といった数字は、何もつけない状態より日焼けする時間を遅らせてくれる値。数字が1つ増えるごとに20分と計算します。つまり、SPF20なら20×20分=400分、SPF50なら50×20分=1000分となります。

PAは「+」の数が多いほうが効果あり

長らくPAの+は三段階で表示されていましたが、2013年1月からPA++++というグレードが追加されました。それぞれの効果の具合はこのような感じです。

  • PA+ :効果がある
  • PA++ :効果がかなりある
  • PA+++ :効果が非常にある
  • PA++++ :効果が極めて高い

UVケアといえば、資生堂の「アネッサ」

資生堂 アネッサ パーフェクト ジェルサンスクリーン A+ SPF50 60g/2oz

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紫外線をブロック!さらにお肌に潤いを与える日焼け止め

 

メイクアップアーティスト推薦 ランコムの日焼け止め

ランコム UVエクスペールXLヘルシーローズ 40ml

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肌色トーンを整えて下地にも使える日焼け止め。

 

通勤通学や買い物くらいの日常生活で浴びる紫外線は「SPF10  PA+」くらいの日焼け止めで防ぐことができるとされています。普段は肌に優しい日焼け止め、長時間屋外で日を浴びる時には効果の高いものにするなど、使い分けるといいでしょう。

日焼け止めの正しいつけ方

SPFの数値は、いろんなものを重ねて使っても変わりません。例えばSPF20の日焼け止めにSPF30の日焼け止めを混ぜてもSPF50にはならないのです。しかし、日焼け止め効果のあるクリームや化粧下地、ファンデーションなど重ねて使ったほうが、紫外線防止効果は高まります。

使用量は、パッケージに書かれた分量を守って肌に乗せるのが一番。おでこや鼻筋、頬など、高さのある部分は日焼けしやすいので、重ねて丁寧に塗るといいでしょう。また、フェイスラインや耳の後ろ、首の後ろや胸元、手の甲などは、塗り忘れてうっかり日焼けしやすい場所。顔を同じように日焼け止めをしっかり塗っておきましょう。

紫外線3

SPF値の高い日焼け止めを使っているからといって、油断してはいけません。強い日差しの下にいる時などは2、3時間おきに塗りなおすのが理想的。また、日傘や帽子、サングラスやUVカット手袋など、紫外線対策アイテムを組み合わせて、美肌をキープしましょうね。